1512月2017

Kelly and Buzz

水曜, 17 8月 2011 11:53

福島原発20km圏内で起きている真実

平成23年3月11日に発生した東日本大震災から9ヶ月が経過しています。被災地の中でもとりわけ福島県は原発の事故による被害も受け、その被害の大きさはいまだに明確になっていない現状があります。

未曾有の被害の中で原発を中心とした半径20km圏内は立ち入り禁止区域となり許可がなければ入れない状況となっています。そんな中に取り残された動物達は悲惨な状態が明らかになっています。震災直後から現地に入り危険をかえりみず動物達の保護、餌の給与等の活動を行った多くの個人、団体のボランティアの方々がいます。これらの救出活動を行っている方々によってメディアではなかなか公開されない半径20km圏内の動物達の様子が少しずつ明らかになってきました。これらのボランティア活動をしている方々から聞こえてくるのは、人手が足りない、資金がたりないといった声、また被災動物の保護に関しては、保護するには飼主の許可が必要など活動の内容が複雑化している現状があります。このサイトでは震災直後から被災地で救援活動を行った方々の貴重な記録を集め多くの人々に被災地の動物達の現実を知ってほしいという願いから立ち上げました。

これまでの経緯

2011年3月11日 14:46 東日本大地震発生
2011年3月11日 20:50 福島第一原発から半径2km以内に避難指示
2011年3月11日 21:23 福島第一原発から半径3km以内に避難指示、10km以内に屋内退避
2011年3月12日 5:44 福島第一原発から半径10km以内に避難指示
2011年3月12日 15:36 福島第一原発1号機で爆発
2011年3月12日 18:25 福島第一原発から半径20km以内に避難指示
2011年3月15日 11:00 福島第一原発から半径20〜30km以内に屋内避難指示
2011年3月19日 双葉町:さいたまアリーナに集団移転
2011年4月21日 福島第一原発から半径20kmが災害対策基本法に基づく警戒区域に設定
2011年4月29日 計画的避難区域と緊急時避難準備区域を設定
2011年5月12日 政府は福島第一原発20km圏内の警戒区域に残されている家畜について所有農家の同意を得たうえで殺処分を行うことを指示
2011年7月16.17日 VAFFA(福島県警戒区域内動物救助獣医師チーム)が警戒区域内で犬猫の捕獲を行う
2011年8月22日 VAFFA(福島県警戒区域内動物救助獣医師チーム)救助活動終了
福島県が主体とする行政一斉捕獲活動に引き継がれたことを受け行政や関連団体から依頼にあるまで活動を休止・延期することを決定
2011年8月26日、9月1日 3km圏内の一時帰宅が行われる。
ペットの持ち出しは禁止、県側に依頼書を提出、県の職員が後で保護を行う
2011年9月1日〜9月13日 福島県 20km圏内の放浪犬猫の強制捕獲を開始するが難航している

3月の地震発生直後から国内、海外の多くの動物救助ボランティア団体、および個人の方々が被災した動物達の救助・保護活動を献身的に行っています。
しかしながら、福島第一原発20km圏内警戒区域は4月22日の指定により許可がないと入れない状況となっており、動物救助・保護を行う多くのボランティアが困惑しています。
9月現在警戒は厳しくなり動物救助・保護を目的とするボランティア団体・個人は20km圏内に全く入れない状況が続いています。

9月の時点で警戒区域にはまだ約1000頭近くの動物たちが生存しており、救助を待っています。
現在でもボランティア団体・個人には避難をしている住民からペットを保護してほしいという依頼が毎日のように届いています。
国と県はこの状況に早く対処すべきです。20km圏内で救助・保護活動を準備しているボランティア団体・個人に20km圏内に入り活動できる許可を出してください。

20km圏内における被災前の動物の状況

約3,500頭 5,800頭(登録済みの数字)
約30,000頭 数千〜1万頭
約63万羽

正確な数は不明ですが、現地で活動をしているボランティアの報告では

豚・鶏 地震・津波による獣舎の崩壊により多数が死亡。
その後飼主の避難により給餌・給水ができないため多くが飢えと渇きで餓死。
飼主が長時間帰宅することができないためつながれていたり、牛舎から出られなかった牛は餌と水が与えられないために餓死
放されたり、牛舎から逃げることが出来た牛は放浪し自分で餌を探して生き延びています。
飼主さんの中には定期的に帰宅をして給餌・給水を続けている方もいます。 
犬・猫 民間のボランティアにより多くの犬・猫が救出・保護されましたが餓死をしたものも数多くいます。
また、ボランティアによる給餌・給水によりまだ1000頭近い犬・猫が放浪、生存しているようです。

震災後7ヶ月にわたり生き延びているのは、ボランティアの方々が危険をかえりみず定期的に給餌・給水をおこなっているおかげです。
現在警戒区域は警戒が厳しく入ることは出来なくなっているようです。
いつの日からか、この国では被災した動物を救うために法律を犯さなくてはならなくなってしまった。
そのため給餌・給水が出来ず長期間この状況が続くとせっかく生き延びてきた動物達をまた餓死させることになります。
このことは世界中が注目をしています。
お願いです!!!
国と県は早急にボランティアに20km圏内への立ち入りの許可を与えて下さい。 

 

Last modified on 月曜, 10 12月 2012 15:37